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頭がいいとか、悪いとか

頭の能力の優劣によって、頭がいいとか、悪いとか、弱いとかなどという言葉で表されます。

でも、じゃ、頭の能力の優劣ってなんだろうと思いますか?

今日は、茶化さずに、頭の能力の優劣について語ろうと思います。
(1)頭の能力の優劣

ふつう、頭がいいと評価されるのは、いい大学を出たとか、ノーベル賞をとったとか、難しい問題を解いたときです。
何か、目に見えるものがあって、はじめて人は他人の頭脳を評価するのです。
しかし、ほんとうにそんなことしかないと、頭がいいとか悪いとか評価できないのでしょうか?

視力は1.5と0.8では、あきらかに見え方が違うことを、人間は知っています。
しかし、頭がいいと、悪いとでは、何がどのように違うのか、実は人間は知らないものだとみんな思っています。

でもね、それが違うんです。

賢い人から見れば、愚かな人の能力が見えるんです。

対人関係で、そんな態度。発言をすれば、この後どんな事態が発生するかが、賢い人にはわかります。
愚かな人には、自分の感情的な行動が、その後の問題につながることが見えないのです。

4歳児の嘘はすぐ見抜くことができますが、4歳児は自分の嘘がばれるとは思っていないのです。

しかし、大人になると、自分が劣っていると考えることができる謙虚な人が少ないため、
自分より賢い人の前でも勝手に対等の能力と思って浅はかな行動や発言をする人が多いのです。

そのとき、賢い人は、心のそこで、愚かなやつだなぁって思っているんです。
賢い人は、愚かな人には見えないものが、見えているんです。

(2)大人になると、どうして人間は自分が劣っていると思えないのか?

それは、学歴社会のせいです。

中学から高校に進学するとき、日本人はランク分けされます。
賢い人は、別の高校に行き、自分は自分の学力に見合った高校に行きます。
高校に入ると、自分の程度に近い学生だけで過ごします。

そして、大学受験のときに、またランクわけされます。
大学にはいると、高校のときと同じように、自分の程度に近い学生だけで過ごします。

多感な成長期に、自分よりかけ離れた人間と切り離されてしまうからです。

だから、学生時代に、自分に見合ったモノサシが、自分の中に形成されてしまうのです。
もし、1mのモノサシが形成されてしまったら、1m以下のものは理解できますが、
1m以上のものは測れないのです。
1m以上は、1kmも、10mも同じ、自分と同じ1mだと思い込んでしまうのです。

4歳児が大人と同じ能力をもっていると思い込むのと同じです。

脳科学者の茂木先生の話を聴いて、頭をトレーニングするのも大切かもしれませんが、
大人になって頭を鍛えるのに一番有効なのは、
自分より優秀な人間が世の中にはいるという当たり前のことを理解して、
謙虚に人の話を聴き、違う視点を積極的に取り入れることだと思います。

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