私は謙遜する人が嫌いだ。
「謙遜」とは、「自分の能力・価値などを低く評価すること。控え目に振る舞うこと（大辞林）」と辞書にはある。
しかも、謙遜は美徳などと思われている。

本当にそうだろうか？

「お美しいですね。」と女性にいうと、必ず、
「私より、いっぱい美しい女性はいますよ。」 これらの返事が返ってくる。

（当たり前だ！　美しいとは言ったが、世界一の美女とは言ってない）

「そんな、私なんて、綺麗じゃないです。」

（自分で鏡をみたことあれば、綺麗なことはわかってるだろう？）

もう、いいよ。
謙遜なんて。こちらが誉めてるんだから、認めろよ。
奥ゆかしいと思ってるの？
謙遜したところで、あなたが自分自身を美しいと思ってることは判ってるし、
さらに奥ゆかしいと思われたいのか？
そんなに、ほめつづけられたいの？って感じる。
それは、傲慢だよ。

ほめられたとき、素直に喜べよ。
手料理を彼氏にほめられたとき、お前らは「ありがとう」とか「うれしい」とか素直に言えないのか？
小学生のときに１００点取ったら、先生がほめたでしょう？
そのとき、お前らは「いえ、いえ、私なんか、まだまだ」って言ってたのか？
嫌な，ガキだ。

自分を美しく見せたいから、化粧するのだろ？
ヘアサロンに行くんだろ？

謙遜するのは、暗に自分が美しいと認めてるのと同じなんだぜ。
だったら、明るく認めろ。
本当に、自分で醜いと思っていて、「美しい」と思って誉めた言葉さえ信じられないなら、
「馬鹿にしないで下さい。からかわないでください」って怒れよ。

自分を綺麗だと自分で思っているのが、はずかしいのか？
人の目を意識して、偽装してるんだろ？
偽装は、美徳か？

本当に、自分を駄目だと思っていて、他人の評価が晴れがましいときだけ、謙遜は美徳なんだ。
慣用句のように、「私なんて、まだまだ」というのは、傲慢だ。

シェフや板前さんは、自分の料理はおいしいというべきだし、
おいしくあるための努力を怠ってはいけない。

学校の先生は、自分を賢いというべきだし、賢くあるための努力を続けるべきだ。

化粧は美しくあるための努力をしているわけだろう？
「そういってもらえて、化粧した甲斐があります。うれしいです。ありがとう。」で
いいじゃない？