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味音痴、馬鹿舌

私は、おいしいものを食べ歩くのが好きだ。
しかし、人から言わせると、少し味覚がおかしいらしい。

(1)温かい炊きたてのご飯より、冷めたご飯がすき。

(2)こしのある手打ちうどんより、柔らかく煮込んだ機械打ちのうどんがすき。
  調べていくと、関西のうどんは、讃岐うどんと違い、腰のないものらしい。
  関西出身だからなのか?

(3)湿気を含んだ、そばぼうろ、せんべい、かりんとう、えび満月がすき。

(4)砂糖の入った卵焼きがキライ、出し巻きでないと納得できない。

こういうことをいうと、たいてい変わり者扱いされる。
しまいには、味音痴、馬鹿舌と思われる。

でもね。

音痴は、正確な音から外れること。
字が下手ななのは、手本とずれた字をかくこと。

しかし、好きな味が違うのは、劣っているのではなく趣味の問題。

つまり、鞭打つ・縛り上げるのが好きな人と、鞭打たれること・縛られることが好きな人の違いにちかい。
Sじゃない人にたいして、Sの人は性音痴、馬鹿肌とかいうだろうか?

なのに、たいていの人はソムリエなみの敏感な舌をもってもいないのに、
他人が味覚が違うと味音痴だと思ってしまう。

ピーマン、長ネギ、グリーンピース、貝など、食べることができない人間まで、
他人の味覚をとやかく言う。

まず、好き嫌いがある時点で、自分の味覚が偏っていることを自覚するべきじゃないかな?

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