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天文学者、物理学者、そして数学者がスコットランドを走る列車に乗っている。 
天文学者は窓の外を眺め、一頭の黒い羊が牧場に立っているのを見て、 
「なんと奇妙な。スコットランドの羊はみんな黒いのか。」 
すると物理学者はそれに答えて言った。 
「だから君たち天文学者はいいかげんだと馬鹿にされるんだ。 
正しくは「スコットランドには黒い羊が少なくとも一頭いる」だろ?」 
最後に数学者が言った。 
「だから君たち物理学者はいいかげんだと馬鹿にされるんだ。 
正しくは「スコットランドに少なくとも一頭、少なくとも片側が黒く見える羊がいる」だろ?」 
−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
これは数学のもつ極端な厳密性を笑った有名なジョークである。 
しかし、私にはこのジョークが笑えない。 
笑う人の気持ちは少なくともわかっているつもりだ。 
でも、この数学者の気持ちがわかるから、笑えないのである。
私は、非常に厳密な思考をする傾向にある。 
感覚的な会話が苦手である。 
例をあげて行こう。 
(1) 
全部説明されないと、まったく理解できない。 
母親がじゃがいもとにんじんを買ってきた。 
今日の夕食は?と、問われれば。 
かなりの人間が、カレーだと思うようだ。 
でも、シチューじゃないのか? 
ステーキのサイドディッシュの可能性だってある。 
ポテトサラダも否定できない。 
で、なぜカレーと思うのか?と、彼らに尋ねると、 
前後のつながりで・・・などと言う。 
また、母親のパターンで・・・という。 
前者は、100歩ゆずって認めよう。 
しかし、後者は絶対に認めることはできない。 
そんなの、ただの思い込みでしかない。 
確率80%だと思うのは認めるが、20%を否定して私は前に進めない。 
母親がじゃがいもとにんじんを買ってきたら、 
パターン的にカレーかなと想像したら、 
私は必ず「今日の夕食は、カレー?」とたずねる。 
ここには2つの確認がある。 
カレーを作ろうとしているのか? 
それは、今日の夕食の献立なのか? 
すべてにおいて、私は確認できないと、前に進めない。 
カレーだと考える根拠を理解していないのではなく、 
カレーだと決め付ける自分の考えに自信がないのである。 
(2) 
筋が通らない考え方ができない。 
中学英語の教科書によく出てくる文章がある。 
He is a boy. 
彼は少年だ。 
私は納得できない。 
非常に気持ちが悪い。 
まだ、 
She is a boy. 
彼女は、少年だ。 
のほうが理解できる。 
彼と、わざわざ男性を示す代名詞を使いながら、少年と説明する場面ってどんなとき? 
一見女性に見えても、彼女は少年、つまりオカマなんだよ。のほうが、理解しやすい。 
He is a boy. 
彼は、(大人っぽく見えても)子供なんだよ。 
という意味なんだろうか? 
(3) 
主語と述語や、接続詞に整合性がないと、意味が理解できない。 
○○○の目的は、×××しようと思っている。 
なぜなら、△△△△とする。 
きっと、■■■■は走ってしまった。 
しかし、かなりの人がその文章で意味を理解する。 
書き間違いをしたんだな?ってのは私にもわかる。 
でも、どの部分を書き間違えたのかが、私にはわからない。 
○○○の目的は、×××しようと思っている 
     ↓ 
「○○○の目的は、×××することである」と思っている。 
     or 
○○○の目的は、×××しようとしていることである。 
     or 
○○○は、×××しようと思っている。 
     or 
○○○の目印は、×××にしようと思っている。 
前後でかんたんに判断できない場合もある。 
いろいろな可能性を思い浮かべてしまうから、 
私は悩む。 
そして、勘が鈍い的な評価をされてしまう。 
非常に腹立たしく感じる。 
あ、それから、こういう性格なので、 
彼女の連絡がつかないと、彼女が説明をしないで私の知らない行動をとると、 
彼女の浮気を疑ってしまう。 
で、信じてないというレッテルを貼られてしまう。 
彼女自身も私にすべてを話す気がないということを、棚に上げて・・・。