[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
この映画の登場人物は、一切の余分なものを削ぎおとした、
必要最低限の役割しか持たないような人たちです。
ただ殺人技術に長けただけの無口な男、
か弱く可愛いだけの少女、
意地悪く冷酷な刑事。
それぞれに足りないものがあるからこそ、この映画の切なさを際立たせます。
いい歳をした大人の男なのに、切なくなりたい人にお薦めの映画です。
自分が一瞬ロリータ趣味なのかなと思ってしまうほど、自然に少女に恋をできますよ。
理由なんか必要ない、守りたい女性がいる。
理由なんか必要ない、頼りたい男がいる。
Leon
1994年製作のフランス・アメリカ合作映画。リュック・ベッソン監督
レオン(ジャン・レノ)は凄腕のプロの殺し屋として、元締めであるトニー(ダニー・アイエロ)を介した依頼を完璧に遂行する毎日を送っていた。ある日、レオンはアパートの隣室に住む少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)と、彼女の顔に父親からの暴力の痕があることをきっかけに知り合う。
だがその翌日、マチルダの父親が麻薬を横領したことを見抜いた麻薬取締局のスタンスフィールド(ゲイリー・オールドマン)とその一味によって、一家は父親のみならず義理の母親と義理の姉、そしてわずか4歳の弟にいたるまで皆殺しにされてしまう。運よくその場に居合わせなかったマチルダはとっさに隣室のレオンに助けを求め、レオンはしばし逡巡した後に彼女を保護する。
巧みな駆け引きを駆使し弟の復讐のため殺しの技術を学ぼうとするマチルダと、殺しの腕は一流ながら学がなく鉢植えの観葉植物だけが友達のレオン。根が地面についてないということが自分と同じだ、とレオンはマチルダに説明する。奇妙な同居生活を始めた二人は、やがて互いに心の安らぎを見出すようになり、複雑な感情と信頼を抱いていく。
あるとき、マチルダはスタンスフィールドが麻薬取締局の捜査官であることを突き止める。ピザの宅配を装い麻薬取締局に侵入するも、スタンフィールドに早々に察知され逆に捕まってしまう。奇しくも、レオンもマチルダの為に、マチルダの一家の殺害に関与した麻薬取締局の捜査官への復讐を始めていた。1人を殺害して帰宅したところ、マチルダの置手紙により、マチルダが麻薬取締局にスタンスフィールドを殺害しに行ったことを知る。早速、麻薬取締局へ出向きマチルダを取り返す。
一方、マチルダを仲間に預けた後のスタンスフィールドは、トニー配下の殺し屋が仲間の捜査官を殺害しているのだと見当をつけ、トニーを詰問しに出向く。実はスタンスフィールドは、今までトニーに殺しを依頼してきたのであった。
全てはレオンの仕業であると確信したスタンスフィールドは、次の日の朝、警察の全部隊を動員してレオンの住むアパートを包囲、突入させた。レオンは激しく抵抗し、その戦いの中マチルダを脱出させることに成功する。マチルダとはトニーの店で落ち合うことにし、レオン自身は負傷した突入部隊員に扮し脱出を試みる。しかし、それはスタンスフィールドに見破られ、あと一歩のところで射たれてしまう。虫の息の中、身に着けていた手榴弾のピンを抜き、スタンスフィールドを道連れに爆死する。
一人残されたマチルダは学校の寄宿舎に戻り、レオンの形見となった観葉植物を学校の庭に植える。