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「男女間の友情なんてない」なんてこと、理解できない人にはできないものらしい。
そこで、今後男の性が表れている事実を書き溜めていくことで、
啓蒙していくことを決めた。
今日のお話:
まず登場人物の紹介。
私 :
とある企業の中堅スタッフ。
今回、文部科学省から3年間で6千万という補助金をもらうという
大プロジェクトの責任者をしている。298企業の応募の中から20企業だけに、
補助金が与えられる非常に狭き門である。
しかし、5月に文部科学省に提出した申請書類で、上位10%の中に食い込み、
文部科学省の2次審査(ヒアリング審査)にまでこぎつけた。
社長 :
私の所属する企業のトップ。男性66歳。
専務 :
わが社のナンバー3。男性63歳。
谷山主任:
総務部主任。非常に仕事のできるキャリアウーマン。
スレンダーな小池栄子のような容姿。
立ち居振る舞い、すべてに”仕事できます”オーラが漂う。
重田さん:
用度課の若きエース。
用度課はこの女性で、成立しているといっても過言ではない。
優木まおみの顔をさらにきつくしたような顔立ち。
若いのに仕事にかける情熱はすごく、
仕事中は”きつそう”オーラを出しまくっている。
お話:
さる7月27日、文部科学省で助成金のヒアリング審査が行われた。
これで、失敗したら、大プロジェクトは終わってしまう非常に重要な場である。
その審査に、私と、社長と、専務、ほか1名の計4名で出席した。
全員男性である。
審査会場の待合室は、重苦しく緊張した雰囲気が漂っていた。
私はプロジェクト概要の説明のために、資料の入念なチェックを行っていた。
失敗したら私の責任である。非常に洒落にならない重圧が私にのしかかっていた。
もともと、何度も今回の審査に同行するメンバー候補として、
社長から重田さんの名前が挙がってた。
以前から、
社長は、「重田さんは仕事できますよね」と私が言っただけで、
私に握手を求め「意見があうなぁ。」というほど、
重田さんの仕事ぶりを買っているところがあった。
しかし、いくら重田さんが仕事ができるといっても、
今回のヒアリングに役職にもついていない重田さんの出席は、
企業の熱意を文部科学省に伝えなければならない趣旨からは
それるということで、見送られた。
審査会場では、
ヒアリング会場に呼ばれているライバル企業のうち、
かなりの割合でメンバーに女性が加わっていた。
それを見ていた社長が急に発言した。
社 長:女性に来てもらったほうがよかったな
専 務:谷山なんかよかったかも
(あーー、キャリアウーマン風の雰囲気あるしね)
社 長:いや綺麗かどうかであれば重田さんのほうがいいんじゃない?
(え? そういう話だったの? ただ女性を対等に扱っている
という主張ではなかったの?)
専 務:スーッとして、谷山がいいんじゃないかなて思いまして
(部長は相当、谷山さんがお気に入りなのかな?)
社 長:趣味の違いが出るねぇ
(そんな、むっとしなくても)
専 務:いやぁ重田は洋もの過ぎて、年寄りには和風がいいんじゃないですか
(洋物って!)
社 長:なるほどな(ちなみに、2人とも年寄りだし、社長が一番年寄りです)
私 :でも女性の美醜で決まるのだったら、文部科学省も情けないですね
(おいおい、美人できまることなら、まじめにする気なくなるよ)
社 長:世の中男と女しかいないんだし、そんなものなんだよ
(それをいったら、おしまいじゃん)
男は、いくつになっても女性を気にし、どんな大事な席でも女性の美醜を俎上にのせ、
セクハラ体質なんだなと感じた。
また、それは、どんなに成功した男でも、同じなんだとも思った。
こんな会話、女性の前では絶対しないから、女性は男女間の友情があると思ってしまうんだよね。