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キリマンジャロは、高さ19,710フィートの雪におおわれた山で、アフリカ第一の高峰だといわれる。その西の頂きはマサイ語で「ヌガイエ・ヌガイ(神の家)と呼ばれ、その西の山頂のすぐそばには、ひからびて凍りついてた一頭の豹の屍が横たわっている。そんな高い所まで、その豹が何を求めてきたか、今まで誰も説明したものはない。
「キリマンジャロの雪」の始まりである。
最初に私がこの文学を読んだとき、「その豹が何を求めてきたか」をずっと考え続けた。そして、私は彼にはまった。「誰がために鐘はなる」「老人と海」と読み漁った。淡々と乾いた文体の中に、なぜか哀しくなる爆弾がうめこまれている彼のたくらみに、まんまと私ははめられたのだった。
そして、彼の愛した島、マイアミのキーウエストにも憧れた。キーウエスト産のストーンクラブを食べさせてくれるレストランにも通った。残念ながら、未だにキーウエストに行ったことはない。しかし、死ぬまでには愛する人と、青い海、青い空のキーウエストに行ってみたいとかんがえている。
彼は、手にした莫大な金をキーウエストの屋敷に全てつぎこんだ。彼の最後のコインは、プールに埋め込まれたともいう。酒と小説と青い海と屋敷と猫を愛した彼は、私の先生でもある。
キーウエストには未だに彼の愛した猫の子孫たちが、実は代替わりはしたものの生きている。この猫達の特徴は、指が6本あることだ。そして「ヘミングウェイの猫」として、世界中に知られている。ヘミングウェイの死後、彼の屋敷の管理人に頼めば、この猫をただで譲ってくれるという。依頼が多く、5年ぐらい待たされるらしいのだが、、、。
ヘミングウェイが愛した島キーウエストは、あのバミューダ海域にある。フロリダ半島、プエルトリコ、バミューダを結ぶ三角地帯は、昔から魔のバミューダ海域と呼ばれ数多くの船舶、飛行機が謎の消失してきた。
しかし、その消失報告も虚偽が半分以上を占めており、その原因も今となっては判明している。
海域の深海に存在する巨大なメタンガスポケット(魔女の穴とも呼ばれ、メタンが結晶化されたメタン・ハイドレートがその正体)が原因で、突如噴出されるメタンガスの泡塊によって船が沈められている。ガス泡が船の直下に当たった場合、比較的事故は起きにくいものの、ガス泡が船の端部に当たった場合はかなりの確率で沈没するらしい。また、このメタンガスが気中に達したとき、飛行機は炎上してきたらしい。
メタンハイドレートは、高圧・低温の下で生成されたメタンのガス分子が、水分子の中に閉じ込められて氷状(シャーベット)になっている固体結晶である。メタンハイドレートの中にはガス体積の170倍のメタンガスが含まれている。永久凍土層や、大陸の氷床中や、深海地層中に分布していることが知られている。日本近海の深海地層中には天然ガス国内消費量の100年分以上の埋蔵量があると言われ、将来のエネルギー資源として期待されている。
ちなみに、一番上の写真はヘミングウェイではなく、ヘミングウェイの自宅を公開しているとこの入場料を受け取るおじさん。だまされるでしょ?